【2019.1.5-3.30】東京農工大学科学博物館・岡谷蚕糸博物館連携記念企画展「繭から糸を繰る~技術の変遷と未来~」

明治期の発展を支えた絹産業における教育・研究領域、地域産業領域にそれぞれが持つ歴史的背景を踏まえ、ネットワークを形成し、互いの博物館における活動の活性化を図るため、2017年12月東京農工大学科学博物館と岡谷蚕糸博物館は連携協定を結びました。
その第一弾の連携企画展として「繭から糸を繰る~技術の変遷と未来~」を実施いたします。
両館の博物館資源を活用し、手挽きから座繰り器、座繰繰糸機、多条繰糸機、戦後の自動繰糸機HR-2型の完成まで、実物の繰糸機からその技術変遷を辿ります。

会期:2019年1月5日(土)~2019年3月30日(土)
休館日:日曜日(2019年2月3日は開館)・月曜日・祝日・入学試験に伴う以下の日程(2019年1月18-19日、1月25-26日、2月22-23日、3月12日(チラシに記載されておりませんが、入学試験後期日程のため休館となります。ご注意ください))
場所:東京農工大学科学博物館 1階企画展示室
主催:東京農工大学科学博物館
シンポジウム:2019年2月2日(土)13:00~15:00
「葵町製糸場図面発見!近代製糸技術の継承と未来」
エンジニアによる企画展解説ツアー:2019年1月12日(土), 2月16日(土), 3月2日(土), 3月30日(土)
各日11:00~12:00, 2/16および3/30は13:00~14:00も開催(予約不要)
(協力:繊維技術研究会)
製糸技術の実演解説:

1月12日(土)13:00~15:00「座繰り実演に見る繰糸技術~手挽きとは~」実演:小此木エツ子、協力:多摩シルクライフ21研究会
10:30~12:00,13:00~14:30「精練の技法と真綿の作り方(袋真綿・角真綿)」協力:博物館友の会
2月2日(土)
11:00~12:00「岡谷蚕糸博物館連携記念 国産初の繰糸機『諏訪式』実演解説」実演:岡谷蚕糸博物館学芸員 林久美子、協力:(株)宮坂製糸所
3月2日(土)
13:00~15:00「国産初の繰糸機『諏訪式』による糸繰り技術の実演解説」実演:小此木エツ子、協力:多摩シルクライフ21研究会
3月23日(土)
13:00~15:00「東京でも養蚕しています!養蚕・製糸技術の継承」実演・解説:多摩シルクライフ21研究会
子ども体験コーナー 2月2日(土)3日(日)
11:00~14:00「座繰りで繭から糸をひいてみよう!」
3月30日(土)
11:00~12:00(定員30名)13:00~15:00(定員50名)「繭から糸がうまれる」
いずれも協力:博物館友の会