本館について

沿革

東京農工大学科学博物館の歴史は明治19年(1886年)、東京農工大学工学部の前身である農商務省蚕病試験場の「参考品陳列場」にはじまります。昭和27年(1952年)、博物館法に基づく「博物館相当施設」に指定され、昭和52年(1977年)には工学部附属繊維博物館として制度化されました。

平成20年度より「東京農工大学科学博物館」へと名称を変更し、工学部附属から全学化された科学博物館へ、繊維に特化した博物館から、本学の農学・工学の研究成果を発信する基地として、またこれまで以上に研究・教育活動に重点をおいた大学博物館施設としての生まれ変わりが期待されております。

本館年表

明治19年(1886年) 農商務省蚕病試験場に参考品陳列場を設置
明治20年(1887年) 参考品陳列場が標本室と改称
明治29年(1896年) 蚕業試験場が蚕業講習所として発足。のち東京蚕業講習所となる
大正2年 (1913年) 東京蚕業講習所が農商務省より文部省に移管
大正3年 (1914年) 東京蚕業講習所が東京高等蚕糸学校として発足
昭和15年(1940年) 東京高等蚕糸学校が西ヶ原から小金井に移転
昭和15年(1940年) 東京高等蚕糸学校が西ヶ原から小金井に移転
現在の科学博物館(旧 繊維博物館)の建物は当時の本館
昭和19年(1944年) 東京高等蚕糸学校が東京繊維専門学校となる
昭和24年(1949年) 東京農工大学が発足
昭和27年(1952年) 標本室が繊維学部附属繊維博物館として博物館相当施設に認可される
昭和37年(1962年) 繊維学部が工学部に改称
昭和56年(1981年) 学芸員課程開講
平成16年(2004年) 国立大学法人東京農工大学が発足
平成20年(2008年) 工学部附属から全学化された 大学博物館施設へ
「東京農工大学科学博物館」と名称を変更
平成24年(2012年) 本館 耐震改修工事に伴いリニューアルオープン

体制

館長(併任)

中澤 靖元 工学研究院 生命機能科学部門 教授

副館長(併任)

高橋 美貴 農学研究院 共生持続社会学部門 教授

学芸員・特任助教

齊藤 有里加 専門:保全生物学・博物館学

上田 裕尋 専門:古生物学・形態学

事務(係長) 井上 拓馬
事務  石田 朋子