文化庁の事業「NEW!!SEUM」に東京農工大学科学博物館が紹介されました

東京農工大学科学博物館が、文化庁による「NEW!!SEUM」事業において、先駆的な実践を行っている博物館の一つとして紹介されました。

「NEW!!SEUM」当館紹介動画

文化庁博物館総合サイト「NEW!!SEUM」

東京農工大学科学博物館は、大学附属の施設として設立され、博物館法に基づく「指定施設」に認定されています。その起源は、かつての蚕業講習所に設けられていた「参考品陳列場」にさかのぼります。
国内有数の繊維機械や関連資料を所蔵するだけでなく、「動態展示」によって実際に機械を稼働させることで、構造や設計思想、さらには無形の技術・知識を保存・継承している点が大きな特色です。
活動を支える三つの支援組織のうち、「繊維技術研究会」は元技術者による実演を通じて技術の本質を伝え、「友の会」は手仕事の継承と地域との連携に寄与し、「musset」は学生の視点から博物館と大学の先端知をつなぐ役割を担っています。
こうした取り組みにより、当館は過去の技術と現代科学を融合させ、未来のイノベーションの基盤となる知の交流拠点として機能しています。

今後も、当館が担う教育・研究・社会連携の役割をさらに発展させていければと考えております。よろしくお願い申し上げます。